2021年はじめに、新装なった玉川総合支所のコミュニティ広場に2人のアーティストによるアートワークが設置されました。
アートワークの設置は設計段階から入っており、世田谷区、設計担当、施工者、アーティストとの充分な検討を通じて実現していきました。アーティストの選定は、アート&ソサイエティ研究センターがリストアップしたアーティストの中から、世田谷美術館、世田谷区、設計からなる選定委員会を通じて選出されました。その結果、選ばれた木村桃子氏と白井ゆみ枝氏が地元小学生とのワークショップを実施(2019年11月23日)、地域を日常的に感じる子どもたちのイメージが、アーティストのイメージと響き合って、作品として昇華されました。これら2作品を通じて、新庁舎の真ん中の光あふれる大きな吹き抜け空間に、地域の宝である等々力渓谷や旧庁舎の桜の木の記憶が凝縮され、市民が集うコミュニティ広場に新たな生命感を吹き込んでいます。
プロジェクト名 | 世田谷区玉川総合支所 アートワーク |
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アーティスト | 木村桃子、白井ゆみ枝 |
素材 | 桜材(旧庁舎にあった桜の木)、特殊フィルム(原画をプリント、ガラス面貼付) |
制作年 | 2019-2020年 |
所在地 | 東京都世田谷区 |
建築名称 | 世田谷区玉川総合支所 |
クライアント | 世田谷区 |
建築設計 | (株)佐藤総合計画 |
建築施工 | 東光・神興・大洋建設共同企業体 |
アート・ディレクション | 清水裕子(NPOアート&ソサイエティ研究センター) |
詳細PDF | 世田谷区玉川総合支所アートワーク setagayaWS |