近年、多くの庁舎で建て替えが進められています。それは「老朽化、耐震化、分散化」や「平成の大合併」に起因するところが大きいです。その過程では、慣れ親しんだ従来の庁舎の風景やそこにあったアート作品、例えば建物と一体となったレリーフなどが失われてしまうということが起きています。それら市民の思い出をどう保存し再生するのか、また地域のもつ思い出の風景を新たな庁舎にどのように表現するのか?それらの問いに応えるのはアートワークの重要な役割です。ここでは思い出のレリーフを新たな形で再生し、また市民にとって宝である錦帯橋の古材を活用し、地域の風景を表現するアートワークを創りました。
プロジェクト名 | 岩国市新庁舎アートワーク |
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アーティスト | 澄川喜一、吉田重信、旧庁舎の長谷川路可のモザイク壁画の移設 |
素材 | 岩国市錦帯橋の古材、ガラス系舗装材 |
主要用途 | 市庁舎 |
制作年 | 2008年 |
所在地 | 山口県岩国市 |
建築名称 | 岩国市庁舎 |
クライアント | 岩国市 |
建築設計 | (株)佐藤総合計画 |
建築施工 | 戸田建設・岩国建築協同組合共同企業体 |
アート・ディレクション | 清水裕子(SDC在籍時) |
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詳細PDF | 岩国市新庁舎アートワーク |