周辺住民や歩行者が利用できるように解放されている都市の“公開空地”。この空間をもっと文化的に活用することを目的に、継続的にアーティストの活動の場としてプロジェクトを開催しています。多くのひとびとが常に行き交う都市空間を舞台に展開するこのプロジェクトは、若手アーティストのパブリックな場での作品発表を支援するとともに、都市のコミュニティが享受できるアートイベントとして、地域の創造性を高めることを目指しています。
『ニコニコ来々ドーム』は、お茶の水のシンボルであり、昔からまちを見守ってきた“ニコライ堂”を讃え、黄色い傘たちによるドーム型の彫刻をまちなかに出現させたプロイジェクトです。冷たい雨から人びとを守る傘のアート作品には、“ニコライ堂”のように、人びとを災害や苦難から守る思いが込められています。開催後、使用されたビニール傘は、単なる「使い捨ての傘」としてではなく、「アート作品となった傘」として人々に使われていくことで、プロジェクトがその後も生き続けることを願いつつ、ニコライ堂や近郊の病院や学校、オフィスなどに寄贈されました。
プロジェクト名 | ニコニコ来々ドーム |
---|---|
アーティスト | 志喜屋徹 |
日程 | 10月6日(土)、7日(日) |
場所 | JR御茶ノ水駅前新お茶の水ビルヂング、三井住友海上駿河台ビル |
助成 | 平成24年度街なか再生助成金 |
協力 | 第9回お茶の水アートピクニック、お茶の水オープンスペース活用推進会議、お茶の水 茗溪通り会 |
関連URL |